2018年5月13日 聖日礼拝
聖書箇所:ローマ8・15~27
パウロは多くの苦難を通りながら、新約聖書の大部分を占める書簡を書き上げましたが、その1つであるローマ書の8章から示されたことをお分かちさせていただきます。
1)神の子としての条件
私たちは時おり、自分の現実に打ちのめされて、自分が本当に救われているだろうかという疑問を持つことはないでしょうか。
イエス様が私たちの罪を許し、十字架にかかって死んでくださり、よみがえり、今もとりなしてくださっているにも関わらず。
ローマ書8章には、「神の子とされていること」の条件が記されています(ローマ8・14〜17)。
1.御霊に導かれていること(14節)
私たちが失敗したり、主の御心から逸れたりすることがあっても、御霊は常に、私たちが神様の方向へと向かうよう軌道修正してくださり、とりなし続けてくださっています。
2.子としてくださる霊を受けたこと(15節)
私たちは父なる神様を「お父さん」と呼ぶことができる、親しい関係の中に入れられています。
3.神の相続人、キリストとの共同相続とされたこと(16節)
私たちはイエス様が受け取られた父なる神の栄光だけでなく、その苦難をも共に負わせていただく者とされました。
神の子とされたゆえに、どんな苦難の中にあっても希望を持って、キリストの栄光の現れを待ち続けることができるのです。
2)3つのうめき
自然界も、神の子とされた私たちも、聖霊様も、キリストの栄光を待ち続けてうめいています。
この「3つのうめき」について見ていきます。
1.被造物のうめき(19〜22節)
人類の罪が入り込んだことにより滅ぶ存在となった自然界ですが、イエス様のご再臨を待ち望みつつ苦しんでいます。
2.神の子たちのうめき(23〜25節)
初穂はそれほど多くの実をつけませんが、その次の世代は苦しみに遭っても耐え忍び、多くの実を結びます。
病気や事故、事件など、私たちの人生にはさまざまな苦難がありますが、やがてご再臨の時に栄光に入れられるという望みがあります。
3.御霊のうめき(26〜28節)
私たちは弱い存在ですが、その力不足、弱さの中に聖霊が働いてくださいます。
私たちのうめきさえも、聖霊様は受け止めて、とりなしてくださいます。
主の御心と一つになるように導いてくださる、聖霊様のお働きを信じましょう。
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