2018年4月22日 聖日礼拝
聖書箇所:創世記1・1~10章
アブラハム契約にある「地上のすべての民族は、あなたによって祝福される」という神様の救いのご計画は、創世記1章(1~10節)ですでに示されています。
1.神様の創造の目的
天地創造について、第1日目から第5日目までは、「神はそれを見て、よしとされた」(創世1・10)、そして第6日目では「見よ。それは非常に良かった。」(創世1・31)と記されています。
これが第7日目になると、「夕があり、朝があった」という表現は一切なく、御業の完成と、この日を「聖とする」「安息」が宣言されました(創世2・2~3)。
神様の安息とは、究極的に言えば神様の御国の到来です。
つまり救いのご計画が、天地創造の初めから宣言されたということなのです。
イスラエルが選ばれたのは、この御国の実現の担い手となるためでした。
そのために、エジプトの奴隷状態から解放されて養われましたが、神様の恵みに満足せず不満を抱いた大半の人々は、荒野の40年間のうちにことごとく滅ぼされました。
神様の選びに預かりながら、本来の目的である神様のご計画、神様の国よりも、自分の思いや計画を優先させた結果、神様によって目的に適わないとされたのです(関連・1コリント10・1~6)。
アブラハム、イスラエル、そして現代の私たちは皆、この神様のご計画と御国の到来のため、そして神様の栄光が現わされるという目的のために選ばれた者です。
このことを改めてしっかりと認識したいと思います(1コリント10・11~13)。
2.御国の実現とキリスト
ご自身の計画を前進させるための最大の御業として、神様はイエス・キリストをお遣わしになりました。
キリストの誕生と十字架の死、復活は、神様のご計画の中心です。
それには天地創造で示された、神様の安息の実現が関連しています(ヨハネ3・14~117)。
このことは聖書の中で最も、大切なこととして記されています(1コリント15・1~26)。
イエス・キリストを信じることで、私たちは永遠のいのちが与えられ、真の休息に預かることができるのです。
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