2017/11/19 聖日礼拝メッセージ
聖書箇所:Ⅰコリント10・13
誰も試練が好きな人はいませんが、試練は耐え忍ぶことで祝福を受ける機会でもあります。
問題は、試練をどう理解して受け止めるかです(詩篇119・71)。
逆に、試練がなければ、人は神を必要とせず高慢で自己中心な歩みをするようになります。
1.神様は試練を知っておられる
「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではい」(Ⅰコリ10・13)とは、私たちの試練を誰よりも知っておられるのは神様だということです。
私たちの信仰の先輩たちも聖書の登場人物も皆、試練を通りましたが、神様は慰めを与えて乗り越えさせてくださったのです。
アブラハムは生涯の中で15の試練を通らされ、成長しました。
イエス様は私たちの試練を理解し、励まし、同情して助けてくださるお方です(ヘブル4・14〜16)。
2. 神は耐えられないような試練には合わせられない
「神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。」(Ⅰコリ10・13)。
ここでの「耐えられないほどの試練に会わせない」というのは、神様が私たちと試練を共有してくださるということです。
(1)試練を通して神様に立ち返る(詩篇119・67)
あの放蕩息子のように、成功や健康などを人生の目的とした生き方から、試練を通してそれ以上に大切なお方である神様の存在を知り、神様に立ち返ります。
(2)試練を通して忍耐が養われる(ガラテヤ5・22〜23)
試練を通してたくさんの聖霊の実が結ばれますが、試練に勝ち抜くうえで大切なのは忍耐です。忍耐を通して神様の御心をなし、約束のものを手に入れられます(ヘブル6・12)。
あのヨブも徹底して試練に会いましたが、その忍耐には神様の慰めが伴いました(ヤコブ1・3〜4、1・12、5・10〜11)。
苦しみを通してもっと神様を知ることができます。
慰めがなければ、忍耐ではなく我慢になります。
試練には誘惑が働きますが、これは私たちを神様から引き離そうとする力であり、良いこと以外はなさらない神様からくるものではありません(ヤコブ1・12〜15)。
3.脱出の道を備えられる
神様を信じる者に与えられる試練には必ず解決があり、勝利があります。
神様を信じ、肉から霊へと新しく生まれ変わった人は、世に勝つということができるのです(Ⅰヨハネ5・4〜5)。
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