アブラムからアブラハムへ 説教者:石田 吉男師

2017/10/15  聖日礼拝メッセージ
聖書箇所:創世17:1~8

アブラハムはその生涯の中で、それなりに一生懸命神様を信じて仕えてきましたが、願うように祝福が実現せずにつまずきました

子孫が与えられないことを神様に訴え(創世15:1~3)、また妻サラの願いに従ってハガルによってイシュマエルをもうけたこともあります(創世16:15~16)。

それから13年後、「あなたを祝福する」という神様の約束を受け取るために、99歳で新たな信仰のスタートを切ったときから(創世17:1~8)、彼の信仰の本質が大きく変わっていくのです。

1.信仰は試練(テスト)を通して変えられる

神様は人を愛するがゆえに自由意思をお与えになり、たった一つの戒めを通してアダムとイブをテストされました。
それが「善悪の木」(創世2:16~16)です。
しかし2人はその戒めを破ってしまいました。

神様を愛するとは、神様の戒めを自分の意志と決断で守っていくことなのです。

アブラハムはこのテストに一度失敗しましたが、それでも「わたしは全能の神である」「主にとって不可能なことはない」「あなたの子孫はこのようになる」というみことばに従うことを自分で決断したことで、テストに合格しました。

そして「アブラム」から「アブラハム」へと変えられました。

2.「諸国民の父」へと変えられたアブラハムの信仰

ローマ4章17~21節には、神様のテストを受けたアブラハムの信仰がどんな状態だったかが記されています。

①望みえない時に、望みを抱いて信じる信仰(18節)

自分が99歳、サラは89歳と、子どもの誕生の希望を持つことは全く不可能な状況下で、「あなたの子孫はこのようになる」と言われた全能の神様を信じました。
人間的な希望はついえても、神様の与えられた希望に立つ決断をしたのです。

②自分の弱さに負けない信仰(19節)

たとえ肉体的に限界を超えていても、心を動揺させず神様を見上げました。

③神に栄光を現わす信仰(20節)

「信仰がますます強くなって、神に栄光を帰し」とは、ますます神様を賛美するようになったということです。

④神様の御約束は必ず成就すると固く信じる信仰(21節)

神様が必ず約束を果たされると確信し続ける信仰です。

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