2017/8/20 聖日礼拝メッセージ
聖書箇所:マタイ22:34~40
神を愛し、隣人を愛すること。
イエス様は旧約聖書の教えをこれら2つの戒めに要約されました。
もし、私たちが心から神様と隣人を愛するならば、その愛の内に旧約聖書のすべての律法が全うされるのです。
イエス様が言われた第一の戒めである「神を愛すること」を、使徒ヨハネは次のように記しています。
「神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。」(Ⅰヨハネ5・3)。
では、私たちが守るべき神様の命令とは何でしょう。
こちらも同じく、使徒ヨハネが書いた手紙の中に記されています。
「神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに、私たちが互いに愛し合うことです。」(Ⅰヨハネ3:23)。
これらの箇所から、イエス様がマタイの福音書の中で教えられた2つの大切な戒めのうちに一致が見られることがわかるのではないかと思います。
神を愛するとは神の命令を守ることであって、神の命令とは私たちがイエス様の御名を信じ、イエス様の命じられたとおりに互いに愛し合うことなのです。
それでは、私たちが日々の生活の中で互いに愛を実践していくにはどうすればよいのでしょうか。
ガラテヤ人への手紙5章にはそのための秘訣が記されています。
それは私たちが一日一日を御霊によって歩んでいくことです。
私たちはこの世にある間は肉の体のうちにあるので、時に肉が自らの欲望を満足させようと顔をもたげてくることがあります。
しかし、もしも私たちが日々を御霊によって歩むなら、肉の欲望を満足させるようなことはありません。
なぜなら御霊は肉に逆らい、肉の願いに対立するからです。
また、御霊は肉の行いを封じるだけでなく、肉に対立するイエス様の律法「互いに愛し合うこと」に進ませようと私たちのうちに働いてくださいます。
なぜなら御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制であって、神はこれらの実を私たちのうちに実らせることを望んでおられるからです。
私たちがひと時ひと時を御霊によって歩むなら、御霊は神の思いである神の命令を守ることへと私たちを進ませてくださいます。
神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに、私たちが互いに愛し合うことです。
私たちはこの命令に進んでいくために、一日一日を御霊によって歩んでいきましょう。
私たちが主に従うことを求めるならば、必ず御霊は私たちのうちに働いて、私たちを助けてくださいます。
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