永遠の神  説教者:石田 吉男師

2017/3/26 聖日礼拝メッセージ

聖書箇所:イザヤ46:9~11

金や銀や木で人間が作った偶像は、永遠の神ではありません。
聖書の神様こそ、人間を創造した、永遠なる唯一のお方です(イザヤ46:5~9)。

1.永遠の神とはどんなお方か

神様は、「終わりのことを初めから告げる」お方ですが(10節)、これは突き詰めると、未来のことを正確に知り、告げるお方ということです。

将来が分からない人生は、心に平安も喜びもない、暗いものです。
それは、過去・現在・未来という流れの中で、過去からしか自分の将来を予測していないからです。

しかし、私たちの神様は、私の未来のために最善のご計画を持っておられるお方であり、将来と希望を与える永遠のお方であると、聖書は宣言しています(エレミヤ29:10~14)。
これを確信できると、未来から現在を見、未来から過去を見るという人生観へと変えられます(10節)。

そして神様は、私たちが探し求めて祈るなら、必ずご自身を現わし(エレミヤ29:12~14)、生涯のあらゆる状況において私たちを担い、共に歩んでくださいます(3~4節)。

2.世界の将来についてもはじめから告げられるお方

神様は天地創造の最初から、世界の未来について明かされています。

1)この世の終わりについて

マタイ伝24章1~14節は、2千年前に、イエス様が今後のことを具体的に預言された箇所です。
このような素晴らしい未来観は他の宗教では語られておらず、またすべて成就しています。
まさしくイエス様は永遠の神様です。

2)今後起こる最大のしるし

マタイ伝24章32~35節は、いちじくの木、つまりイスラエルの国について語っています。
神様は個人との契約だけでなく、全世界の救いのために、イスラエル民族との間に契約を結ばれました。

「時が来れば、ヤコブは根を張り、イスラエルは芽を出し、花を咲かせ、世界の面に実を満たす。」(6節)。

「芽を出す」とは、2千年間地上から消滅していたイスラエルが、1948年に建国されたことです。
至るところでユダヤ人は苦難に遭いましたが、終わりのことを預言された神様のおことば通りに復活しました。
これは終末における最終的な神様のしるしであり、キリストのご再臨が間近ということです。

マタイ24章32節にある「葉が出て来ると」とは、ユダヤ人の全世界からの帰還を意味します。

「花を咲かせ、世界の面に実を満たす」とは、イスラエルが、キリストをメシアとして信じる、救いの実現です。

サタンは教会から、イスラエルへの祈りを奪おうと常に働いています。
イスラエルの救いと、全世界の救済計画の完成が近いことを覚えて、祈り続けましょう。

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