神の栄光を現わす 説教者:石田 吉男

2017/3/5 聖日礼拝メッセージ

聖書箇所:1コリント6:19~20

本日の聖書箇所が教える「神の栄光を現わす」ことは、クリスチャンの生きる目的です。
どのように実践していけるでしょうか。

1.栄光は、神様の本質の1つであることを理解する

表題聖句の19節にある「~を知らないのですか」という表現は、同じコリント第1の9章2節、9節、15節でも使われていますが、よほどパウロは、コリントの教会の霊的状態について懸念していたのでしょう。

神の栄光を現わすということについて、聖書的な理解をしっかり持ちたいと思います。
私たちは、三位一体である神様の本質を現わすためにつくられたわけですが、この本質には「栄光」も含まれています(創世1:26~27)。
聖書で使われている名誉、栄誉、栄光、尊厳、敬意といった言葉は、「栄光」をいう意味を含んでいます。

神様の似姿に創造されたのは、神様の本質である栄光を現わすために生きるという目的があったのです。

アダムとエバの背きによって、人間は「神の栄光に届くことができない」、すなわち神様の標準に達することができなくなり、罪に支配されるという不幸が始まったのです(ローマ3:23)。

しかし神様はもう一度、アダムに「あなたはどこにいるのか?」と声をかけられました。
人間からは到底届かない神様がことばをかけられること、これが福音の始まりです(創世3:9)。
人間をキリストの贖いによって値無しに義とし、再び神様の栄光を現わす器へと回復してくださいました(ローマ3:24~27)。

2.栄光を現わすために大切な2つのこと

ここで2つのことに注意しましょう。

みことばを注意しながら聞く(ルカ8:16~18)
「聞き方に注意しなさい」とあるのは、みことばをいい加減に聞いて扱うと、神様の栄光が取り去られるということです。
どう聞くかが、どう行うかという結果に現れてきます。

②光が闇にならないように注意する(ルカ11・33~36)
みことばに聞き従うことは、私たちを通して輝く神様の光を消そうとするサタンとの戦いです。
いつでも問題を感じたら、すぐ祈る姿勢を身に付けましょう。
祈りが答えられると、光が闇に打ち勝つ勝利を経験することができます。
戦わない信仰には勝利がありません。
そうしてこなかったことを悔い改めて、勝利が与えられることを信じて戦いましょう。

3.イスラエルの民の救い、栄光、回復

神様は、世界の四方から御民イスラエルを集められます(イザヤ43:5~7)。
それは、神様の栄光を現わすために創造されたイスラエルの民が回復され、ご再臨によって、この世界にご自身の栄光を輝かせるためです。
それこそが神様の人類救済計画です。

この計画の実現を覚えて祈ることが、神様が住まいとされるイスラエルの地にまつわるすべての問題の解決、そして栄光の現れにつながります(詩篇132:13~14)。

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