2017/2/5 ハイナイト礼拝メッセージ
聖書箇所:マタイ25:32~40
終末時計が11時57分となり、世界の終わりを警告しています。イザヤ書46章10節は、神様が預言されたことはすべて実現することを語っています。聖書は終末の時代について知らせており、特にイスラエルを中心として様々な事柄が起きてきます。
イスラエルは3度廃墟になると預言されています。最初はバビロン捕囚による70年間でした。第2回目はイエス様の預言(マタイ23:37ー39)にもある、ローマ帝国による破壊です。
そして第3回目は、今続いている「教会時代」が終わりを告げて、患難時代の前半に起こります。「荒らす憎むべき者」(マタイ23:15)である反キリストがイスラエルを騙して迫害し、残った人類にも様々なことが起こることが、ゼカリヤ書などに書かれています。今の国際政治の動きを見ても、イスラエルが大きな苦しみに見舞われる可能性があります。ゼカリヤ4章6~7節にもあるように、人間の力ではなく神の聖霊の力がイスラエルの上に働いて、イスラエルの人々が福音によって救われるよう、心から祈っております。
これまでの1700年間、教会はユダヤ人を迫害してきました。ユダヤ人は新約聖書を、自分たちを迫害するための教科書だとみなしています。これは、個人の救いだけに重点を置いてきたキリスト教会が、最終的にイスラエルが民族として救われることを理解できていかなったために、起こったことなのです。
教会はここ数十年間、聖書を読み直すことによって悔い改め、イスラエルの友となる歩みをしてきました。その歩みの実りが、イスラエルを訪れるクリスチャンに対する、現地の人々の態度の軟化にも現れています。
クリスチャンに対する姿勢の変化は、イエス・キリストに対する見方の変化でもあります。そしてそれは、異邦人クリスチャンのとりなしの祈りと支援活動によって、聖霊様が働いてくださった結果です(エペソ2:14~16)。患難時代が始まる「救いの日、恵みの日」のうちに一人でも多くのユダヤ人が救われ、異邦人クリスチャンと一つにされることが、神様の御心です。
マタイ25章33~40節を読むと、ここで言及されている「羊」はクリスチャン、「山羊」はそうでない人々のことを指しているように思われます。しかし実は、患難時代における羊(イスラエル)と山羊の関係のことを語っているのです。患難時代で最も大きな苦しみを受けるのはイスラエルです。すでに未来完了形として神様が語られているこのことについて、私たちが痛みを覚えてとりなすことが大切です。そしてこれから起こることをすでに知って理解し、祈ることができるのは、私たちの祝福です。
新天新地が来るという希望に燃えて、イスラエルの救いを祈りましょう。その祈りは異邦人の救いのとりなしともなるのです。
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