神の民のしるし  説教者:石田 紀子師

2017/1/15 聖日礼拝メッセージ

聖書箇所:ヨシュア4:1~9

Ⅰテモテ6章12節には、「永遠の命を獲得しなさい」とあります。父なる神と御子イエスを知ることが、永遠の命です(ヨハネ17:2〜3)。「知る」とは、イエス様と一体となる(属する者となる)ということです。クリスチャンになったから完成されたのではなく、神様の広さ、深さ、高さ、長さを生涯をかけて知っていくことが、勇敢に戦っていくことだと思います。

イスラエルの民は、神様の恵みによって旅を続け、カナンの地に入ることができました。しかし、そこでもさらなる神様の祝福を受けるために戦いを続けました。

1.ヨルダン渡河 ・神様を信頼する

かつて民は神様の恵みによって紅海を渡りましたが、とうとうカナンの地に入ることになった際、あの奇跡を行ったモーセはもういません。ちょうどヘルモン山からの雪解けでヨルダン川の水かさが高い時期でした。民は葛藤を覚えていたことでしょう。

神様はヨルダン川の渡り方を明確に教えられましたが、それは主への信頼をチャレンジする内容でした(ヨシュア3:2〜4)。

1) みことばに信頼する。まず祭司たちが契約の箱を持って進み、ヨルダン川の中央に達すると、乾いた土地が現れます。民は「契約の箱を見ながら渡りなさい」と命じられていました。それに従い、民は、神様の約束が入った契約の箱を一心に見ながら、乾いた土地を通ってヨルダン川を渡っていきました。みことばを信頼して生きていくことの大切さを教えられます。

2)みことばを敬虔に受け止める。「契約の箱から離れて」(2,000キュビト=900メートルの距離)と命じられていたのは、神様のみことばをいたずらに用いてはいけないという、敬虔さを持つことの教えです。

2.12の記念の石・神の選びと召しを確信し続ける

ヨシュアは、イスラエルの先頭に立つお方が真の神であることを自覚させるために、若い民に割礼を施しました。ヨシュア4章1〜9節には、ヨルダン川を渡った奇跡を記念するため、12部族の代表たちが背負ってきた石を、宿営地に積み重ねたことが記されています。これは、時代を経ても神様がみことば通りにすべてを成してくださったことを記憶し、若い世代に教えるためです。

イエス・キリストに出会って罪許され、神の子として神に属する者となったという印が、私たち一人ひとりの心に記念として残っているはずです。その表れが、「この日を聖なる日としなさい」というみことばに従い、教会に来て礼拝に参加することです。

契約の箱は「あかしの箱」とも表現されています(ヨシュア4:16)。私たちの心の中に、あかしの箱として、みことばが蓄えられています。みことばは人を裁くためのものではなく、心を生かし、魂を生かし、神様の恵みを豊かに受けるためにあります。みことばを敬虔に受け止めながら、互いに愛し合い、尊敬し合って進んでまいりましょう。

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