信仰の良き戦いの一年 Part II  説教者:石田 吉男師

2017/1/8 聖日礼拝メッセージ

聖書箇所:Ⅰテモテ6:12

信仰と生活、この2つは切り離さずに一体化体する必要があります。普段の生活の中でイスラエルのことを学び、理解し、祈ることで、その一体化が強くされます。

荒野での40年間で、イスラエルの民は、神様の恵みを忘れてしまい、敗北してしまいました。ヨシュアは①イスラエルに割礼を施す(神の選びの民であることを自覚する)、そして②過越の祭りを行う(神の救いの御業を覚える)、この2つを通して神様の恵みを回復させ、約束の地を勝ち取りました。

私たちクリスチャンにとっての過越の祭りは、十字架の救いです(ローマ1:18)。勇敢な信仰の戦いをするために、次の2つのポイントを学びましょう。

1. 自分が神に選ばれた者であることを再認識し、確信する

ローマ8書31〜34節は、神の御心に沿って生きる秘訣を教えています。恵みに慣れてしまうと、神に選ばれた者としての意識が低下し、不信仰になって神様から離れてしまいます。

ダビデの人生を見て見ましょう。Ⅰサムエル17章45〜50節にあるダビデの記事からは、神に選ばれた者としての自覚が勇敢な戦いを成させ、勝利が与えられることを教えられます。Ⅰサムエル24章6節では、神に油注がれた者として、神様に対する怖れから、サウル王の命を奪わなかった信仰の姿勢が伺えます。

しかしその後、ダビデはバテシバとの姦淫で思わぬ失敗をしてしまいました。ダビデは、自分が神に選ばれた存在である自覚を失っていたこと(恵みに慣れていたこと)を知り、心を痛めます。

その悔い改めから生まれたのが、詩篇51篇です。この箇所からは、次の4つの回復のステージが見えてきます。

①聖霊によって選ばれた者であるという、きよい揺るがない霊が回復される(10〜11節)、②神のものとされたという、救いの確信が回復する。どんな苦難や犠牲をも厭わない、救いの喜びが与えられる(12節)、③回復を求め、進んで神様の御前に出る(13〜14節)、④神様に選ばれた者であるという信仰の回復が、イスラエルへの祈りへと結びつく(18〜19節)。

2.自分に対する神様の愛・十字架を明確に確信する

ローマ8章35〜39節は、キリストの愛を確信したパウロの告白です。キリストの愛から離れないことが、勇敢な戦いへの勝利を確信させます。そしてピリピ3章7〜8節は、十字架を知った者に与えられる勝利の叫びです。これらの確信によって、イスラエルのためにとりなす者へと変えられます(ローマ9:1〜5、10:1、11:1、12:1)。

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